きょうの修理

スピニングリール

2021.04.14


17インパルト 競技LBDの修理依頼を受けました。

こちらのインパルト、スプールはトーナメント ISO Z3000 LBDのものが使われています。ISOスプールは対応する機種が多いため、上手く使って自分のスタイルに合わせているようですね。


ご依頼内容は「魚をかけながら巻くと違和感がある」というもの。

魚とのやり取りに何よりも集中したいのに、魚をかけて巻くと違和感がある…… これでは釣果に影響が出かねません。原因を調べて修理しましょう。

 

まずはハンドル回転から確認します。

回してみると、想定していたよりも軽い力ですいすいとハンドルが回ります。実際に魚をかけていない状態だからでしょうか?

巻くスピードを変えてみたり、角度をつけてみたりとさまざまな方法を試して点検をしますが、今のところ異常なし。


これで異常が発見できないということは、恐らく原因はこちらでしょう。

スピニングリールを使用して釣りをする限りは常に糸が触れている「ラインローラー」部分です。外から見ても塩分と汚れが溜まっているのが分かりますね。

 


現状、かろうじて回っているようです。細かい箇所に思えるかもしれませんが、この部分が滑らかに回らないと、負荷をかけて巻き取る際に違和感やストレスによって釣りに集中できなくなってしまいます。

では、分解してクリーニングをしていきましょう。

 


開けてみると、予想通りに汚れが溜まっています。

汚れたままご使用されたからか、ラインローラーにも傷がついているようです。傷の補修はできないため、ラインローラーは新品へ交換。そのほかの部品はきれいに洗浄していきます。

 

◆交換部品:ラインローラー、ローラースリーブ、ローラーカラー

◆交換部品代:¥1,300(税込¥1,430)

◆手数料:¥2,000(税込¥2,200)

 

ラインローラー部以外に不具合がないことを確認し、新しい部品を洗浄したパーツごと組んだら作業完了です。

 


いかがでしたでしょうか。「魚をかけながら巻くと違和感」というと、ハンドルやギアなどに不具合がありそうですが、実際はラインローラー部の汚れと傷が原因でした。

 

今回のような症状は、リールの取扱説明書通りに水洗いをしていれば防ぐことができたかもしれません。

ラインローラーはほかと比べると細かい箇所ですが、スピニングリールの大切な部分です。リールをメンテナンスする際は、すみずみまで気を配ってお手入れしましょう。

 

SLPはダイワのアフターサービスセンターです。

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