きょうの修理 ~レオブリッツ~
電動リール2026.06.10

リール内部からラインが出てきた!?
時々見掛けるそんな修理を、レオブリッツの実例を取り上げて見ていきましょう。
巻きが重たい原因はライン?
「電動巻きの際に回転が重くなる」という不具合でSLPへお預けいただいたレオブリッツS400の修理をご紹介。
作業前、点検として実際に巻いてみてもハンドルが重たいようです。リールを分解して原因を確認します。
分解を進めると、リール内部にラインを発見! 各パーツに絡まった状態で出てきました。内部はきれいな状態で異常もないため、どうやらこれが今回の不具合を引き起こした原因のようですね。恐らくは、バックラッシュなどで糸が緩み、スプールとフレームの間に入り込んでしまったのでしょう。ラインと、それが絡まったことで傷ついたギアなどを一緒に取り除き交換します。


◆交換部品:セットプレートギア、LSスプールギア、その他
◆交換部品代:¥3,800(税込¥4,180)
◆手数料:¥4,000(税込¥4,400)
バックラッシュ予防策! もしもの時はSLPへ
かかった費用だけを見れば上記のみで、「回転が重い」という修理ご依頼としては、絡んだラインを取り除き傷ついた各パーツを交換すれば完了です。
しかし、これだけではご返却しません。「内部はきれいな状態」と先述したように、お客様のご指摘以外に異常はないか、リールの基本性能は問題ないか、これらを丁寧に確認するのがSLPの基本。なぜなら、今回の修理に関連して別の箇所が壊れている可能性があるからです。外観に問題がなくても、お客様が気付いていなくても、一箇所壊れることで別の不具合が生じている可能性があります。また、全く関連していない箇所でも、点検してみて修理やパーツ交換が必要であれば、お客様へご案内します。そこまで考慮してリールを点検できるのは、ダイワ製品を知り尽くしたプロだからこそ。SLPがお客様にご提供できる価値と安心感です。
しっかりリール全体を点検してから、分解したパーツを調整しながら組み上げていきます。もちろん組み上げてからも、ハンドル回転を負荷、無負荷の両方でチェック、電動リールならバッテリーを繋いで動作チェックなど、修理だけのご依頼だったとしても、リールそのものが製品としての基準を満たしているかまで確認するのがプロのメンテナンスです。

実は今回のレオブリッツのような修理、頻繁にはないですが時々見掛けます。
電動リールのバックラッシュ対策としては、「メカニカルブレーキの調整」「サミング」「着底時のスプール停止」などが有効です。万が一スプールとフレームの間に糸が絡んでしまった場合、無理にハンドルを回したり引っ張ったりするのはおやめください! 内部にラインが入り込み、ギアをはじめとするパーツを傷つけてしまいます。
もしもラインがリール内部で絡んでしまったら、無理に外そうとせずSLPにお預けください。
SLPはダイワのアフターサービスセンター。お客様からのご指摘だけでなく「リール全体を拝見し、基本性能を満たした良好な状態にしてご返却することが一番」というのが我々の考え方です。今回ご紹介したように、修理のみのご依頼であっても基本性能や気付きにくい不具合など、プロの目線で丁寧なチェックをあわせて行っていますよ。
(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)