左右で違う? スピニングリールのハンドル取付軸 (ねじ込みタイプ)

スピニングリール

2023.08.30


実は、スピニングリールのハンドル取付軸は左右で軸の太さや長さが異なります。ご存じでしたか?

今回のコラムでは、このリールボディのハンドル取付軸とハンドル側のネジ切りパターンについて取り上げていきます。


左右の取付軸はそれぞれ違う!


スピニングリールのハンドル取付軸は、左右で軸の太さや長さが違います。

ときどき「左右で形状が違うが大丈夫?」といった問い合わせを受けますが、これ異常ではありません。なぜなら、もともとハンドルアームの内側には、2種類の軸径に合うネジが切ってあるからです。



例として、こちらの画像をご覧ください。(画像黄:右側、画像赤:左側)ハンドルアームとボディ側取付軸のそれぞれ同じ色で示してある部分が、お互いに対応するネジ切りパターンです。

写真だとどうしても分かりにくいので、もしスピニングリールをお持ちでしたら、現物で確認してみてくださいね。


ハンドルの左右入替えはどうやる?


リールボディのハンドル取り付け軸の太さや長さが左右で異なる仕様というのは、先述した通りです。

では、ハンドルを左右入れ替えたいというときは、どうしたらいいのでしょうか? 「入れ替えようとしたら、左右で違う」「上手く入れ替えられない」という問い合わせがときどきあるため、こちらも解説していきます。


実はハンドルを左右入れ替える際に、特別な手順は必要ありません。取り外したハンドルを再度取り付けるときと同じく、そのままハンドル取付軸に差し込んで回すだけです。このとき、まずはねじ込む方向と逆に回し、コツッと手応えを感じた部分からねじ込み方向に回すと、うまくいきます。

左右の構造が違うことに気付いて戸惑う方がいらっしゃるようですが、2種類のネジ切りパターンにより、問題なく取り付けられますよ。

 

いかがでしたか? 当たり前のことと意識していなかった方、実は最初戸惑ったことがある方など、いらっしゃるかもしれませんね。今回は、ちょっと気になる豆知識コラムでした。



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