「浮かせて知らせる」メリットとは? 新しいフローティングアラートベスト

その他

2024.10.02


釣りを楽しむためには「OTEIRE DAIJI」はもちろんのこと、ご自身の安全が第一! 今回のコラムでは、DAIWAから今年発売されたという新しいフローティングベストをご紹介します。

SLP PLUSチャンネルでも取り上げているので、そちらもぜひご覧くださいね。


ベストに新機能! 落水を自動検知!


2024年9月にDAIWAから新しく、フローティングアラートベスト(DF-3324JM)が発売されました。

このベストは「浮かせる救命具」から「浮かせて知らせる救命具」へをコンセプトに開発された製品とのこと。後半で詳しくご紹介しますが、SLPでアフターパーツのお取り扱いもございますよ。

 

一体どのようなフローティングベストなのかというと、なんと落水時「自動検知・自動通報機能」付き! 落水すると自動検知するユニットを搭載することで、「浮かせて知らせる救命具」を実現したそうです。これにより、万が一の落水時すぐにご家族や同行者へ通知、安否確認が可能になります。

 

次項からは、使い方やメリットをさらに詳しく見ていきましょう。


落水検知ユニットの使い方は?


使い方は簡単です。フローティングアラートベストを購入したら、まずは釣りに行く前にJM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)アプリをダウンロードし、落水検知ユニットとスマホをBluetooth接続。ご家族や同行者など見守り先を登録し、アプリをONにした状態で釣行しましょう。ユニットとスマホはベストの専用ポケットに入れることを忘れずに。

万が一落水してしまった場合、ユニットが自動検知し登録した見守り先、さらに周囲5海里(約10km)のアプリユーザーへ通知してくれます。

通知を受け取った見守り先は、すぐにスマホで安否確認ができる優れモノです!


何が良いの? フローティングアラートベストのメリット


もしも落水してしまったとき、すぐにご家族や同行者に通知されるというのは非常に心強いですよね。落水時の発見、救出が早くなり、生存確率も上がります。さらに救出までの時間が大幅に短縮されることは、低体温症のリスク低減にも繋がるでしょう。

 

しかし、これだけではベスト自体のメリットや今までとの違いは分かりませんよね? なぜなら、落水検知ユニットとJM-Safetyアプリさえあれば、自動通知は可能だからです。


落水検知ユニットは日清紡ホールディングスの製品であり、単体でも使用可能。なら落水検知ユニットだけを使えばいいのでは? と思うかもしれません。しかしDAIWAのフローティングアラートベストの便利な点は、先述した通りこの落水検知ユニットを「搭載したベスト」であること!


実は落水検知ユニットには、正常に機能するための条件があるらしいのです。

それが「落水検知ユニットが2秒以上海水に浸かり通電すること」「ユニット通電後は水面より高い位置で電波を発信すること」「スマホも水面より高い位置で電波を発信すること」の三点。ユニット単体で購入した際にこれらの条件を満たすためには、ご自身で装着位置を工夫したり、ストラップを用意したりと少々手間がかかると思いませんか?

 

DAIWAフローティングアラートベストは、これらの条件を考慮した最適な位置に専用ポケットが配置してあることが特徴! これなら装着方法に悩むことも、万が一の際に上手く機能しない心配もありません。落下防止ストラップ付きの専用ポケットがユニットの定位置なので、うっかり自宅や釣り場に置き忘れることもないはず。フローティングベストとしての機能はそのままに「落水検知ユニットを搭載」した「浮かせて知らせる救命具」であるメリットですね。

こちらからDAIWAの公式動画もご覧いただけます。


また、落水検知ユニットはSLPでアフターパーツとして販売予定です。ユニットの電池が切れてしまうと命に関わるので、2年を目安に定期的な交換を行ってください。

楽しい釣りをするためには「OTEIRE DAIJI」とともにご自身の安全が第一でもあります。釣行時はフローティングベスト、法令で定められている場合はそれに従ってライフジャケットを着用しましょう。

ライフジャケットの場合はSLPにて膨脹検査の受付やボンベ交換もできるため、ぜひ安全のためにご活用ください。



(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)