きょうの修理 ~ジリオン TW~
両軸・ベイトリール2020.08.26
サイドプレート取付けのご依頼
今回は「ジリオン TW HD 1520-CC」の作業をご紹介します。
現品にはご覧の通りパーミング側のサイドプレートがありません。というわけで、ご依頼はLSプレートの取付け。
どうやら釣行中に落水させてしまったようです。サイドプレートとあわせて、足りないパーツも取り付けていきましょう。
SLPではこういったご依頼も受け付けておりますので、困ったときはぜひご相談くださいね^^
◆交換部品:LSプレート、マグホルダー、ブレーキダイアル、LSベアリングW、セットプレート他
◆交換部品代:¥13,600(税抜)
◆手数料:¥1,800(税抜)
作業結果は上記の通り。やはり足りないパーツが多かったようです。
しかしこちらのジリオンの作業中、気になることがありました。次からはそちらを解説していきます。
サイドプレートが付かない原因は…?
時には「釣りの最中にバックラッシュして予備のスプールに交換する」ということもあるでしょう。
ブレーキダイヤルスクリューを緩めてサイドプレートを外し、スプールを交換していざサイドプレートを取り付けようとしたときに「あれ? 取り付けられない……?」
この現象、時々起こります。今回ご依頼のジリオンもサイドプレートを取り付けられずに困ったのですが、原因はすぐに分かりました。まずはこちらの画像をご覧ください。
画像のスプール、左側に寄っているように見えませんか? 左に比べて、右側のスプールエッジの方が見える部分が大きいですよね。
メカニカルブレーキノブの締め込みすぎにより、スプールがサイドプレート側に寄ってしまっています。メカニカルブレーキは、スプール左右の位置調整の役割も担っていますからね。
この状態ではサイドプレートを取り付けようにも、寄ってきているスプールが邪魔になり取り付けられません。
メカニカルブレーキノブを緩めることで問題なく作業はできましたが、釣りに夢中になっているとこういったことに気付かずにうまく取り付けられず、大切な部品をなくしてしまうことがあります。
現場によっては釣りの最中にメカニカルブレーキノブを締め込むシチュエーションもあるでしょう。
ただし、基本的にスプールの性能を最も活かすことができる設定は「ゼロ設定」です。緩めすぎや締めすぎは別のトラブルに繋がる可能性もあるため、適切な設定でご使用ください。
今回はジリオンの修理依頼と、メカニカルブレーキノブの設定についてご紹介しました。
パーツが落水してしまった、足りない部品が分からない、ご自身で組み立てられないなどの場合も、SLPにお任せください。
SLPはダイワのアフターサービスセンターです。
ダイワの釣り具の修理・メンテナンスはSLPが手掛けています。
また、SLPでは会員サービス「SLP PLUS」を展開!
会員様限定のサービスは今後もさらに拡充予定なので、この機会にぜひご入会ください。
(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)
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