ベールトラブルの原因とその対策!
スピニングリール2020.09.30
SLPへのメンテナンスのご依頼が最も多いスピニングリール。シリーズや機種も多岐にわたるため、愛用されている方が多いのでしょう。
その一方、よく聞かれるのがベールのトラブルです。
うまくベールが戻らないというのが主な現象。使用による摩耗や経年劣化は避けられませんが、少し扱い方に注意するだけで不具合を防ぎ、良い状態を維持できます。
ここでは、ベール不具合の原因やその対策などをご紹介しましょう^^
よくある? ベールが戻らなくなる理由と対策!
スピニングリールのベール部に関して比較的多いのは、先述したハンドルを回してもベールが戻って来ないという不具合修理のご依頼です。
これは、主にアームレバー周辺の摩耗や広がりが原因であることが多くあります。アームレバーが摩耗、広がっており上手く作動しない、あるいは周辺に塩ガミが発生し動かなくなっている、などが可能性としてあげられるでしょう。
もちろん、使い続ければ摩耗や経年劣化が起こるのは当然のことですが、使用するとすぐに劣化やパーツの消耗が進むものではありません。
無理にベールを広げてレバー部に想定以上の負荷をかけたり、使用後の洗浄が不十分で塩分が残留し固着したりするのがこういった不具合の主な原因。つまり、使用方法やメンテナンスによって十分防ぐことができるのです。
無理な扱いや推奨範囲以上の負荷には注意し、使用後はメンテナンスをしっかり行いましょう! スピニングリールのメンテナンスについては、詳しくはこちらをご覧ください。
また、糸巻き形状が変わりラインがスプール上側に偏っているのが見た目で分かるときも、ベールトラブルの可能性があります。
明らかにベールが変形している、返り方がおかしい、糸がスプール上側に偏っているなどの異変を感じたら、販売店様を通しSLPへお預けください。
まずは本当にベールに不具合があるのか、またパーツはどこまで交換するべきか? といったことを専門の技術スタッフが確認し、適切な作業をさせていただきます。
SLPはダイワのアフターサービスセンターです。ダイワ製品の修理やメンテナンスを手掛けています。
また、SLPには会員サービス「SLP PLUS」も! 会員様限定のお得なサービスはまだまだ拡大予定なので、ぜひこの機会にご登録ください^^
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