きょうのオーバーホール ~スティーズ CT SV~
両軸・ベイトリール2026.05.27

ゴリ感、シャリ感が気になるというSTEEZ CT SV TW700SHLが到着。リールの本格整備・総合点検であるオーバーホールのご依頼です。
見た目はきれいなのに……
ご依頼内容が「ゴリ感、シャリ感」というわりに、リールはきれいに見えます。しかし作動点検ではお客様のおっしゃる通り、手に伝わるゴリ感やシャリ感がかなり強く、外観から受ける印象よりも実際の状態は悪いようでした。
リールを開けてみるとそれはより分かりやすく、内部には砂や泥の汚れが溜まり、かなり使い込まれている様子が見受けられます。ウォームシャフトが特に汚れているのが、画像から分かりますね。


分解しながら不具合の原因を探っていくと、まずベアリングの回転不良を複数発見。さらに、目視では分からないピニオンドライブギアの変形、摩耗を確認しました。このパーツは巻き上げる機能の要であり、巻き心地にも大きく影響します。見た目で分からなくとも、ゴリ感やシャリ感の原因は明らかにこれでしょう。SLP技術スタッフの鋭い感覚と豊富な知識、経験があればこそ、目視できないような不具合原因も究明できます。
あとは全分解して必要な交換パーツを選定、新品を用意しつつ洗浄、グリスアップ、組み上げ調整を実施。かかった料金は以下の通りです。
◆交換パーツ:ピニオンドライブギアセット、ボールベアリング複数
◆交換パーツ代:¥8,000(税込¥8,800)
◆手数料:オーバーホール¥4,500(税込¥4,950)
不具合の原因は?
ご依頼内容にあったゴリ感、シャリ感の原因は、変形摩耗したピニオンドライブギアと内部に入り込んだ砂や泥によるものでした。ボールベアリングの回転不良も不具合の一因ではありますが、ベアリングは消耗品。今回のように使い込まれたリールであれば、消耗したボールベアリングが原因で回転感が悪くなるのは避けられません。
使用後は毎回、しっかり流水洗浄が鉄則です! ボディ、スプール、サイドプレートに三分割したり、各部を動かしたりしながら洗うのがポイント。こちらのスティーズがそうだったように、ベイトリールはレベルワインド、ウォームシャフト、クラッチレバーが特に汚れやすいため、洗浄の際は気を付けましょう。

内部に入り込んでしまった砂や泥はご自身で洗い流すことは難しく、SLPでオーバーホールを行うことが最適です。今回のご依頼品は分解して洗浄、パーツ交換、グリスアップなどオーバーホール作業を行ったことにより、無事に不具合が解消されました!
リールの不具合でお困りの方は、ダイワのアフターサービスセンターSLPへお預けください。1~2年に一度のご利用がおすすめですが、今回のスティーズのように気になる感覚があった場合は、早めのメンテナンスを心がけましょう!
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