グリップのべたつき! すべり止め再塗装
ロッド2021.10.20
すべり止めにダメージ?
へら竿や鮎竿、投げ竿、磯竿といったロッドのほとんどに塗装されているすべり止め。
手触りはさらさらしているのに、濡れても滑らずにしっかりグリップできます。地味ながらも魚とのやり取りを支えてくれる、縁の下の力持ちですね。
ただしこのすべり止めは使用環境、あるいは経年によってベタつきが発生することがあります。
まず大きな原因として、経年劣化による塗装の寿命。そして釣り場での水濡れだけでなく、大気中の水分と素材が結びついて起こる加水分解や、紫外線によるダメージもベタつきの原因です。
加水分解と言っても、素材がボロボロになったり剥がれたりするわけではありません。
そのため使用は可能ですが、ベタつきが気になると釣りに集中できないという方がいらっしゃるでしょう。
すべり止めは再塗装が可能です!
では、すべり止めが劣化しベタつきが出てきた場合、元竿ごと交換する必要があるのでしょうか?
実はその必要はなく、すべり止めは再塗装することが可能です。
上記画像のようにベタつきによって埃が付着し始めているなら、再塗装を考えてもいい時期でしょう。まだらに見えるのは、特にベタつきがひどい部分です。
すべり止め再塗装の手数料は下記の通り。
◆手数料:¥3,000...1か所(税込¥3,300)
先ほどの画像のような状態のグリップであっても、すべり止めを再塗装すれば元通りになります。
こちらが再塗装の完了したグリップです。作業前と比べて格段にきれいになりましたね。
見た目だけでなく、すべり止めとしての性能も回復しました。
今回お預かりしたロッドはロッカセン19で、1998年発売です。発売から20年以上経っていますが、これで引き続き快適にご使用いただけるでしょう。
このように、ダイワ釣り具の修理・メンテナンスはSLPが手掛けています。
もしもダイワ製品に不具合が発生してしまった場合は、処分してしまう前にメンテナンスをご検討ください。
(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)
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