スピニングリール洗浄&注油の基本!
スピニングリール2024.04.17
良い釣果のためにも、大切なリールを長く使い続けるためにも、SLPでは「お手入れ大事」を発信し続けています。
今回のコラムでは初心に帰り、スピニングリールのメンテナンスを復習しましょう。
釣行ごとにしっかり洗浄!
釣行後に汚れや水分、塩分などを放置してしまうと、不具合の原因になってしまいます。そのため、リールは釣行ごとにお手入れすることが大事です。ここでは、使った後に釣り場やご自宅でスピニングリールを洗浄する際の注意点をご紹介します。
まず、お湯や温水は内部のグリスが溶け出してしまうため、リールの洗浄にはご使用いただけません。
ドラグを締め、ドラグノブの真上から水をかけてリール全体をよく洗浄しましょう。ラインローラーやベール、ハンドルノブの可動部も忘れずに洗浄しますが、このとき、ハンドルは回さないように注意! ハンドルを回すと内部に水を引き込んでしまい、浸水の原因となってしまいます。
バケツに水を溜めてそこに水没させるような漬け込み洗浄は、水圧がかかることで不具合の原因となりますのでおやめください。
洗い終わったら柔らかい布でよく水分を拭き取り、ドラグを緩めて風通しの良い日陰でしっかり乾燥させましょう。
注油箇所と量がポイント!
続いて、スピニングリールをご自宅でメンテナンスする際、注油できる箇所をご紹介します。
ご自宅で注油できるのはハンドルノブの付け根とアームレバー、ベール可動部のみ。ラインローラー部は、機種によって注油できるアイテムとできないものがあります。
注油量の目安は、ダイワ純正リールガードグリスを、0.5秒ほど軽く1プッシュ。少なく感じるかもしれませんが、注油のし過ぎは不具合の原因になってしまうので、これだけで大丈夫です。
ただし、マグシールド搭載機種はこの限りではありません。マグシールド部への注油は厳禁のため、各リールの取扱説明書に従ってメンテナンスしてくださいね。
また、22EXISTへは、マグシールドの除去を含むセンシティブチューンを施すことが可能です。この場合、海水域での使用は控えていただき、ご自宅でのメンテナンスと定期的なオーバーホールがより推奨される仕様になります。
今回のコラムでは、ご自宅でできるスピニングリールのメンテナンスについて解説しました。せっかく手にしたリールなら、きちんとお手入れをしてできるだけ長く大切に使えると嬉しいですよね!
リールのメンテナンスについては、SLP PLUSの公式YouTubeチャンネルにも動画がアップされています。動画はこちらからご覧ください。
(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)