きれいな見た目! 内部には汚れ……? きょうのオーバーホール ~ソルティガIC~

両軸・ベイトリール

2025.09.10

今回はソルティガICのオーバーホールをご紹介します。外観はきれいなようですが、果たして内部の状態は……?

内部は錆びや塩ガミが!

まずは点検としてハンドルを回してみますが、回転は重たくゴリ感もあります。きれいな外観に反して、内部状態は良くないのかもしれません。

分解するとやはり内部には錆びや塩ガミ、固着が散見されました。そのため、ハンドルノブやハンドル、ウォームシャフト部のボールベアリングなどは交換します。ウォームシャフトやウォームシールドには、黒い汚れがべったり。これらが、点検の際に感じたハンドル回転の重さやゴリの原因ですね。

ソルティガICは海釣りで使用するリールです。海水や潮風に含まれる塩分が乾いて固まったり、海水中の汚れを取り込んでしまったりしたのかもしれません。

今回の料金と交換パーツ代は以下の通りです。それなりのお値段になりましたが、なんとかお客様の上限金額以内に。

◆交換パーツ:ピニオンドライブギアセット、ボールベアリング多数

◆交換パーツ代:¥11,700(税込¥12,870)

◆手数料:オーバーホール¥4,000(税込¥4,400)

作業前の状態を鑑みると価格が安く感じますが、バースデークーポンをご使用いただいたことで、手数料とボールベアリング2個が割引になったからですね。ノベルティも付属して、通常よりお得にオーバーホールいただけました。

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今回のソルティガのように、外観がきれいであっても内部の汚れや消耗が激しいことは間々あります。もしご自身でパーツの消耗や傷みを感じるなら、流水洗浄の時間を長めにすると良いかもしれません。もちろん、ご使用後すぐに洗う、流水洗浄は全方向から行う、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させる、保管時も時々ハンドルを動かすなど、基本のメンテナンスは徹底しましょう。

ただし、本当の内部状態は外観だけでは分かりません。ダイワのアフターサービスセンターであるSLPでの定期的なオーバーホールも大切にしてくださいね。

(当コラムの情報は更新時点のものです。公開後も情報の更新に努めておりますが、最新の情報と異なる場合があります。)

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